スキップしてメイン コンテンツに移動

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) レビュー

 クリエイター中世の城を組み替えて、町(?)を作ります。

(正式なモデル名がわかりませんので、便宜上、町とさせていただきます)


LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) パッケージ


まず塔を解体し、ブロックを色ごとに分けます。塔は使用するブロックが少ないので、ばらしてもこの程度です。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) レビュー


前回、お城をばらして塔を作った際は、組み立てに5時間近くかかってしまいました。原因は、パーツを探す時間です。

最初にレゴの箱を開封した時は、ブロックは袋ごとに小分けにされています。そのため、説明書の手順通りに小袋を開けていけば、パーツ探しの手間はそれほどありません。

しかし、お城をばらして塔を作る際は大変でした。狭いテーブルで作っていたこともあり、ブロックの置き場がなく、山積みにしたブロックの中から必要なパーツを探していたためです。

そこで今回は床の上にパーツを色ごとに分けておきました。そうすることで必要なパーツを探す効率がよくなり、組み立て時間は3時間半になりました。

作り終わった町(?)がこちら。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) レビュー


フィグは少ないですが、とってもにぎやかな雰囲気。町では、男性フィグ二名が兵士、女性フィグは店員となっています。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) ミニフィグ


そして、鳥が二羽。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 鳥


鳥は木にとまっています。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 木と鳥

小さな木ですが、明るくにきやかな雰囲気です。枝に鳥、幹に弓矢の的、根本に石とキノコを配置するなど、細部の表現により造形が単調にならないように作られています。

屋台では、武器と防具が置かれています。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 武器屋


小さいですが、いかにもレゴらしいお店です。テントの屋根は、レゴではお馴染みです。吊り下げ型の旗の使い方がいいですね。

城壁には、風車小屋があります。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 風車

風車は、町のランドマークといったところでしょうか。かわいらしい雰囲気です。

ちなみに風車は、建物の裏にあるハンドルを回すことで羽を回転させることができます。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) レビュー 風車

部屋には、1×2の丸太ブロックが二個置いてあります。風車小屋の中ですし、ブロックの色もタンなので、小麦粉を入れた袋に見立てているのでしょうか。

お次は、風車の隣にあるパン屋(?)です。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 店


カウンターにはパンとチーズ(チーズはパンの後ろに置かれているため、写真では見えません)、謎の容器(飲み物?)。床の箱には果物が入っています。後ろのかまどは、パンを焼くためのものかな。風車で挽いた小麦粉で、パンを作っているのかもしれません。

カウンターの横には、タルも置かれています。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 店


タルの下に置かれたバケツは、蛇口の漏水対策でしょうか。もしパン屋ではなく酒場だとしたら、水路に酔客が落ちる様子が目に浮かびます。

水路の横には、側防塔が建てられています。風車と並ぶ、町のもう一つのシンボルのような様相です。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 側防塔


側防塔の一階は牢屋です。すぐ近くに牢屋があれば、酒場も安心して営業できますね。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 牢屋


風車小屋の区画と、酒場の区画、側防塔の区画は、ヒンジで接続されているため稼働します。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 外観

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) レビュー 外観

 

風車小屋の二階のドア、トラップのようで怖いです。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 外観


ちなみに、裏側はこのようになっています。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 外観


裏側には、防壁の上にあがる階段もあります。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 外観


この階段の下には宝箱が置かれているのですが、これが謎の仕様になっています。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) レビュー 宝箱


宝箱の中は、まさかのホネ。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 宝箱


この宝箱の収められた壁の反対側には、かまどがあります。火を使う場所の裏側にあるため、火葬場かとも考えましたが、それは時代的に合わないと思われます。

ブラックファルコンには設定上のライバルとしてクルセイダー(十字軍)がいますが、十字軍の時代は10〜12世紀。その時期をモデルにしているとしたら、文化的に火葬はなさそうです。

宝箱を棺に見立てているのか、または、ドラクエのように宝箱を開けたらモンスター(この場合はガイコツですが)が襲ってくる設定なのか、あるいは事件でもあったのか。

宝石のパーツもあるのに、なぜホネを…。謎の宝箱です。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 町(?) 説明書


以上、クリエイター中世の城 町(?) レビューでした。


このブログの人気の投稿

LEGO 6086 ブラックナイト城 レビュー

 LEGO 6086 ブラックナイト城は、ブラックナイトが守る城です。1992年に発売されました。 ブラックナイト城は、ゆうれい城に続いて立体基礎版を使用した城です。 まずは全体を見ていきます。 城は、門塔、側防塔、居館で構成されています。 ゆうれい城と同じ絵柄の立体基礎版を使用しているため、山城なのかもしれません。 もしそうだとしたら、ブラックドラゴン城は平城、ブラックナイト城は山城として、城の個性を打ち出せています。 城には、広い中庭もあります。 中庭には井戸があります。 籠城する時、井戸はとても重要です。 人は、水がなければ4〜5日しか生きられないといわれています。 城内にあれば安心ですね。 居館にはテーブルがあります。食堂でしょうか。 テーブルの上に杯、横にはタルがあります。食堂なので酒樽かと思いきや、中には黄色のラウンドプレートが2枚入っています。 ちなみに、食堂の屋根裏にある宝箱にも同じものが入っています。 城内には3箇所、ランプが設置されています。 井戸、テーブル、タル、ランプなどの小さな演出が雰囲気を出してくれます。 次に、ギミックを見ていきます。 まずは、お馴染みの落とし格子と跳ね橋から。 跳ね橋は、門塔の横にペグとホイールを設置し、糸を巻き上げて開閉します。 落とし格子の糸は、赤い屋根の下を通しています。糸の納め場所がないため、糸が索道ようになっています。 側防塔には、お馴染みの牢屋が設置されています。 牢屋はとても狭いです。 居館にもギミックがあります。 居館から外に出るための隠し通路があるのです。 中庭には、地下室(地下牢?)があります。 黒い格子の床だけでなく、井戸の床部分も外すと、広い地下室が現れます。 地下室は倉庫にも使えそうです。 最後に、ミニフィグを見ていきます。 ミニフィグは、騎兵×4、歩兵×1、弓兵×5、盗賊×1、ゆうれい×1、合計12名です。 ゆうれいと盗賊が付いているのが嬉しいです。 弓兵ばかりで、歩兵が1名しかいません。 ブラックナイト城が山城だとしたら、白兵戦より籠城戦を想定しているのかな。 ちなみに説明書では、この歩兵だけマントを着用しています。 もしかしたら、弓兵たちの隊長なのかもしれません。 ブラックナイト城は「ウルフ盗賊団のかくれ家」のアップスケール版のようにも感じます。 LEGO社では、1988年によく...

LEGO 31168 中世の騎士の城 レビュー

LEGO 31168 中世の騎士の城は、レゴクリエイターシリーズのお城です。 2025年8月に発売されました。 英語圏での公式商品名は「Medieval Horse Knight Castle」です。 日本での商品名も、そのままの直訳です。 レゴクリエイターにおいては、2021年6月に発売された 「LEGO 31120 中世の城」 以来のお城のセットとなります。 前回はブラックファルコンの居城でしたが、今回は馬の紋章です。 これが王侯貴族の家紋なのか、国家や組織の紋章なのか、陣営の名称についても不明です。 それでは、全体を見ていきます。 外観の大きな特徴として、城の背面に壁がありません。 LEGOシティーなどではおなじみの仕様ですが、大型のお城では珍しい仕様です。 良し悪しは別として、お城シリーズファンからの賛否が分かれそう。 お城は、4つの区画に分けることができます。 出来上がった大型セットは、置いておくにしてもスペースが必要になります。 せっかく作ったのに、すぐバラするのは気が引ける。とはいえ、いつまでも出しっぱなしにする訳にもいかない。 そのような際、小分けにできると小さく収納できて便利です。 小分けにできる区画は、城門、城壁、側防塔、居館の4つです。 それぞれの区画は、クリップで留めています。   このクリップは固定力が弱く、はめる際に力を加える方向が悪いとツメが広がってしまいます。 クリップを使用した着脱は、前作の「31120クリエイター中世の城」でも同様でした。 個人的には、丈夫で固定力のあるペグで留めて欲しいところです。 城門と城壁を組み合わせると、きれいな方形になります。 そのため、小さな城を作ることもできます。 これはこれで、かわいらしいですね。 それでは、各区画を見ていきます。 まずは、城門から。 跳ね橋の左右に位置する門塔はとても小さく、上にフィグを配置するには貧弱です。 門の上には跳ね橋を巻き上げるリールと、巻き上げた鎖を固定するレバーが付いています。 レバーを上に上げると、巻き上げた鎖の固定が解除されて、橋が下ります。 お城シリーズおなじみのギミックです。 次に、側防塔と城壁を見ていきます。 それぞれ、城のコーナーに位置する区画です。 ギミックは特にはありません。 城壁の外側には、木が生えています。 前作「クリエイター 31120 中世の城...

LEGO お城シリーズ 6085 ブラックドラゴン城 レビュー

 LEGO 6085 ブラックドラゴン城は、ブラックナイト軍が守る城です。 1988年に発売されました。 日本での公式製品名はブラックドラゴン城なのですが、英語圏では「 Black Monarch's Castle 」でした。直訳すると「黒い君主城」あるいは「黒い君主の城」となります。 「黒い君主城」より「ブラックドラゴン城」の方が子どもには刺さると思いますので、良い判断かと思います。 このブラックドラゴン城ですが、別で紹介している「6080 お城」を焼き直したような城です。 デザイン、ギミックだけでなく、英語圏では製品名の意味までよく似ています。 「6080 お城」の英語圏での製品名は「King's Castle」です。直訳すると「王様の城」あるいは「王城」となります。 王は、君主制国家における君主の一つです。ちなみに共和制国家では、国家元首(大統領など)がそれに相当することになります。 「君主の城」「王の城」ともに、その意味において似ているのです。 前置きが長くなりましたが、全体を見ていきます。 細かい違いはありますが、全体的な造形は「6080 お城」を踏襲していることがわかるかと思います。 お城の中を見ていきます。 広々とした中庭があります。大きなサイズならではです。 「6080 お城」には、中庭の奥に城壁へ上がる階段が設けられていました。 しかし、こちらの「6085 ブラックドラゴン城」では階段が省略されています。残念。 おなじみの牢屋もついています。 牢屋は「6080 お城」「6073 とりで」にもありました。こちらは、それらより広く作られており、使い勝手が格段に向上しています。 「6080 お城」「6073 とりで」は、ブロックで牢屋の壁面を作っていました。こちらは、ドアフレームを使用することで入口の厚さを薄くしています。 さらに開口部も6ポッチあり、フィグを出し入れしやすくなりました。 城内各所の柱には、武器が設置かれています。 そしてなぜか、城外のタルにも武器が。 剣を屋外に放置すると雨風でサビそう、盗まれそう、などの考えは野暮です。 なぜならば、これはとても効果的な演出小物なのですから。雰囲気、大事。 城の四隅は、コーナーパネルの城壁を使用しています。四隅を直角にすると、どうしてもカクカク感やペラペラ感が強調されますが、コーナーパネ...