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LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン改造

レゴクリエイター中世の城で個人的に気になった部分を、手持ちのレゴブロックを使用して修正していこうと思います。

まずは、竜の気になる部分から。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


お城を作ると、かわいらしい竜も一緒に作れるのですが。

この竜、足首の固定力が弱く、姿勢維持が困難なのです。

竜の重心は、前寄りです。立たせるには、前後の重さのバランスをとるため、脚の付け根と足首の角度を調節する必要があるのですが。

足位置と足首の角度を失敗すると、足首の関節が自重を支えられず、前のめりに倒れてしまいます。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


問題の足首ですが、このようになっています。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


デザインはかっこいいのですが、角度を維持する力が弱いクリップが足首に使われています。さらに足の裏の接地面も小さいので、二本足で立たせるとバランスが不安定になります。そのため、姿勢の自由度が低く、ポーズも限られます。

ちなみに、下の写真のように両足と尻尾の三点接地であれば、立った時の安定感はかなり増します。いわゆるゴジラの立ち方ですね。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン

三点設地させると、ゾイドっぽくもあるような。

ゾイド プテラス

しかし、ジュラシックパークのTレックスのように、尾を地面と平行に浮かせて二本足で立たせるには、足腰の強さが足りません。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


そこで、手持ちのレゴブロックを投入し、足回りを改造、強化することに。まずは、ボールジョイントを使用して足首の関節部を強化。さらに、足裏の接地面を広くして安定感を向上しました。

ヒザ下のスネ(?)がなくなった分、短足になりましたが、元の脚も改造した脚も、付け根の高さはだいたい同じです。


LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


両足首を改造、強化した結果がこちら。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン

スパイラル


LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン

ビールマン

足回りの安定感が改善、フィギュアスケーターのように優雅な姿勢も維持できるようになりました。

ついでに、顔も修正。特徴的な鼻(?)を、スロープに変更。クチバシのようにしてみました。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


少しだけ、顔が端正になったかな。さらに、短い翼も変更。腕の関節を増やし、翼の部分を長くしました。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


その後も、パーツを盛ったり削ったりしていたら。竜というより、始祖鳥みたいになりました。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン

ゾイドっぽくもあるような。

ゾイド シュトルヒ


変更前と、改造後の顔を比較してみます。

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン


変更前の竜の方が、生き物らしいですね。修正は足首だけにした方が良さそうです。

以上、クリエイター中世の城 竜の改造でした。



おまけ

LEGO 31120 クリエイター 中世の城 ドラゴン

改造竜、マスカットを食べようとがんばる


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