LEGO 31168 中世の騎士の城は、レゴクリエイターシリーズのお城です。
2025年8月に発売されました。
英語圏での公式商品名は「Medieval Horse Knight Castle」です。
日本での商品名も、そのままの直訳です。
レゴクリエイターにおいては、2021年6月に発売された「LEGO 31120 中世の城」以来のお城のセットとなります。
前回はブラックファルコンの居城でしたが、今回は馬の紋章です。
これが王侯貴族の家紋なのか、国家や組織の紋章なのか、陣営の名称についても不明です。
それでは、全体を見ていきます。
外観の大きな特徴として、城の背面に壁がありません。
LEGOシティーなどではおなじみの仕様ですが、大型のお城では珍しい仕様です。
良し悪しは別として、お城シリーズファンからの賛否が分かれそう。
お城は、4つの区画に分けることができます。
出来上がった大型セットは、置いておくにしてもスペースが必要になります。
せっかく作ったのに、すぐバラするのは気が引ける。とはいえ、いつまでも出しっぱなしにする訳にもいかない。
そのような際、小分けにできると小さく収納できて便利です。
小分けにできる区画は、城門、城壁、側防塔、居館の4つです。
それぞれの区画は、クリップで留めています。
 
このクリップは固定力が弱く、はめる際に力を加える方向が悪いとツメが広がってしまいます。
クリップを使用した着脱は、前作の「31120クリエイター中世の城」でも同様でした。
個人的には、丈夫で固定力のあるペグで留めて欲しいところです。
城門と城壁を組み合わせると、きれいな方形になります。
そのため、小さな城を作ることもできます。
これはこれで、かわいらしいですね。
それでは、各区画を見ていきます。
まずは、城門から。
跳ね橋の左右に位置する門塔はとても小さく、上にフィグを配置するには貧弱です。
門の上には跳ね橋を巻き上げるリールと、巻き上げた鎖を固定するレバーが付いています。
レバーを上に上げると、巻き上げた鎖の固定が解除されて、橋が下ります。
お城シリーズおなじみのギミックです。
次に、側防塔と城壁を見ていきます。
それぞれ、城のコーナーに位置する区画です。
ギミックは特にはありません。
城壁の外側には、木が生えています。
前作「クリエイター 31120 中世の城」でも採用されていました。
細かい部分ですが、とても良い演出だと思います。
側防塔には、小部屋が付いています。
フィグを入れることもできますが、入り口が小さくて中も狭いため、かなり面倒です。
飾りの程度の小部屋です。
最後に、居館を見ていきます。
1階にお店のようなひさし屋根と、馬小屋もついています。
背面には壁がありません。作り込まれた内装を見ることができます。
一階には、馬小屋、鍛冶場、食卓があります。
まずは、馬小屋から。
馬小屋らしい小物も落ちています。
馬を入れると、このようになります。
正面から見ると、こうなります。
馬屋の扉も開きます。
馬小屋には、小さな鍛冶場が設けられています。馬に使用する蹄鉄を作っているのかもしれません。
馬小屋の隣りには、食堂があります。
食事中に、馬小屋の匂いが漂ってきそうです。
食べ物が置かれた食卓、火のくべられた暖炉、天井にはシャンデリア。
豪華な作りになっています。
2階を見ていきます。
馬小屋の上は、書斎のような部屋になっています。
机の上に、本(ノート?)と羽ペンがあります。
食堂の上には、寝室があります。
ベッドと暖炉があり、暖かそうです。
ちなみに2階の部屋は、簡単に取り外すことができます。
取り外しがしやすいように、2階の基礎にはポッチを少なくするためにタイルを使用しています。
最後に、ミニフィグを見ていきます。
王様×1体、黒い騎兵×1体、歩兵×2体、弓兵×1体、召使い(?)×1体、計6体です。
うち3体がデュアルヘッドになっており、異なる表情を楽しめます。
馬はフィグを使わず、ブロックとプレートを使って組み立てる仕様になっています。
首と足を動かすことができます。
馬のミニフィグと比較してみます。
※馬のフミニフィグはセットに入っておりません。
だいたい同じサイズです。
ミニフィグサイズで、馬らしさをしっかりと表現しています。
このあたりは、LEGO クリエイターの技術力を感じます。
全体の所感として、色々と新しい取り組みの要素が多い城だと感じました。
ギミックは城門の跳ね橋しかありませんが、内装を楽しませてくれる仕様となっています。
以上、「LEGO 31168  中世の騎士の城」のレビューでした。
【関連記事はこちら】