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LEGO クリエイター 31102 ファイヤードラゴン サーベルタイガー(?) レビュー

 LEGO クリエイター 31102 ファイヤードラゴンより、サーベルタイガー(?)のレビューです。

このモデルの公式名称がわかりませんので、ここでは便宜上サーベルタイガーとさせて頂いております。

サーベルタイガー

使用パーツは少なめです。使わないパーツがけっこうあります。

サーベルタイガー

サソリよりはパーツを多く使用しますが、それでも15~20分くらいで組み立てることができます。

それでは、全体を見ていきます。

サーベルタイガー

サーベルタイガー

サーベルタイガー

サーベルタイガー

サーベルタイガー

この個性的な顔、写真で見るとパッとしません。しかし作ってみると、絶妙に味のある顔をしており、よく工夫して作られていることがわかります。

サーベルタイガー

特に目のデザインが個性を主張しており、昭和レトロなビン底メガネを想起させます。そのためか、やたらとユーモアたっぷりな印象です。
ビン底メガネ

関節の可動部は、アゴ、首、前脚の付け根と足首、後ろ脚の付け根と足首、尻尾です。できれば、人間におけるヒジ、ヒザにあたる部分も可動してほしかったです。
それでも、ポーズはそれなりに取れます。うまくバランスを取れば、後ろ脚で立つこともできます。

サーベルタイガー 二本足で立つ

前脚とアゴのキバを使って、三点倒立もできます。

サーベルタイガーの三点倒立

片手バランスもできます。

サーベルタイガー 片手バランス

寝起きでグダグダしているポーズも決まります。

サーベルタイガー 寝起きのポーズ

作る前は、モチーフとなっている生き物と色合いから、ゾイドが思い浮かんだのですが。

ゾイド サーベルタイガー

出来上がったものは、まったく別の物でした。

サーベルタイガー 阪神タイガースの試合を見ながらヤジを飛ばす

ビール片手に、阪神タイガースの試合を見ながらヤジを飛ばしていそう。


ミニフィグとのサイズを比較します。

サーベルタイガーとミニフィグ サイズ比較

ウィキペディアによると「サーベルタイガーの肩高は約1mから1.2m、体長は1.9〜2.1m、体重は270kg、独自に発達した上顎犬歯は20cmに及ぶ」となっています。

実際のサーベルタイガーの肩高は小学生の身長くらいです。

レゴのサーベルタイガーは、ミニフィグ基準の縮尺では作られてはいないことがわかります。

サーベルタイガーとミニフィグ サイズ比較

背中にはポッチがあるので、ミニフィグを乗せることができます。

サーベルタイガー 背中のポッチ

ミニフィグを乗せてみます。

サーベルタイガー 騎乗

ミニフィグ サーベルタイガー 騎乗

ミニフィグ サーベルタイガー 騎乗

背中に乗せてもいい感じです。

サーベルタイガーは、作ってみると愛嬌があり、不思議な魅力を持つモデルだと思います。
以上、LEGO クリエイター 31102 ファイヤードラゴン サーベルタイガーのレビューでした。

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