【第四幕 第一場】 火曜の正午過ぎ。 ロレンス神父の元に、パリスが結婚式の相談に来ていました。 ロレンス:「パリスさん、こんな時は急いで結婚するものではありません。まずジュリエットの気持ちを確かめてからの方がよろしいのでは」 パリス:「それならご心配にはおよびません、神父。ジュリエットのことは私が支えます。2日後の結婚式の立ち会いの件、よろしくお願いします」 そこへ、ロレンス神父に会うためにジュリエットがやって来ました。 ジュリエット:「ごきげんよう、神父様。あら、パリス様もいらしていたのですね」 パリス:「こんにちは、ジュリエット。君も結婚式の相談かな。結婚式当日の朝、迎えに行くので、その時にまた」 パリスはジュリエットがロレンス神父に結婚前の懺悔に来たと勘違いをし、そのまま帰っていきました。 ジュリエット:「神父様、どうにかこの結婚を破談にできないでしょうか」 ロレンス:「42時間ほど仮死状態になる薬があります。それを結婚式前夜にお飲みなさい。そうすれば、結婚式を中止にできます」 ジュリエット:「仮死状態に…」 ロレンス:「ご家族はあなたが死んだと思って霊廟に運ぶでしょう。ロミオにはあらかじめ霊廟に行くよう手紙を出しておきます。仮死状態から目覚めたら、2人でマントヴァにお逃げなさい。時期をみて、私がキャピュレットさんとモンタギューさんに事情を説明し、2人がヴェローナに戻れるよう手配しましょう」 ジュリエット:「ありがとうございます、神父様」 ジュリエットはこの危険な提案を承諾しました。そして、ロレンスから薬を受け取ると家へと戻っていきました。 火曜の昼過ぎ。 ロレンス神父は、マントヴァにいるロミオに計画を知らせるための手紙を書きました。そしてロミオに手紙を届ける役目を、同じ教会に勤めるジョン神父に託しました。 ロレンス:「ジョン神父、よろしくお願いします」 ジョン:「ええ、わかりました」 ジョンは手紙を受け取ると、さっそく使いに出かけて行きました。 【第四幕 第二場】 火曜の夕方。 キャピュレット家では、二日後に迫った結婚先の準備で大忙しでした。 そこへジュリエットが教会から戻ってきました。ジュリエットは、キャピュレットに結婚すると報告しました。 ジュリエット:「言いつけ通り、パリス様と結婚します」 キャピュレット夫人:「ジュリエット、わかってくれたのね」 キ
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