スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

9月, 2023の投稿を表示しています

LEGO お城シリーズ 6061 攻城塔 レビュー

 LEGO お城シリーズ 6061 攻城塔は、城壁と攻城塔のセットです。 1984年に発売されました。 まずは、攻城塔の全体を見ていきます。   とても雰囲気があり、細かい部分もうまく表現されています。 例えば、車輪の上にとび出ている棒。 この棒は、攻城塔を移動させる際に人が押すための棒です。 この時代にはエンジンやモーターなどの動力がないため、人が手で押して動かしていたんですね。 大きく重たい攻城塔を、人力で素早く移動することは困難です。 城壁に近付くまでには、矢を射られたり投石されたり、様々な妨害をされます。危なすぎて、攻城塔など押していられません。 上のやぐらで待機している兵士も、城壁にたどり着いたら大勢の敵が待ち構えている中に乗り込むのです。 考えただけでも恐ろしい…。 一方で、城壁を守る側も怖かったことでしょう。完全武装した敵兵を乗せた大きな塔が、城壁に近付いてくるのです。 かわいいレゴを使いながら、想像だけで恐怖させるとは罪深いセットです。 ギミックを見ていきます。 攻城塔の側面にあるハンドルを回すことで、跳ね橋の上げ下げが可能です。 城壁に接近する際は、敵が射る矢から身を守るために跳ね橋を上げておき、いざ乗り込む時に橋を下すのでしょう。 跳ね橋は主に大型の城に採用されるギミックなので、このサイズのセットで取り入れてあると嬉しくなります。 次に、城壁を見ていきます。 まずは全体の写真から。 ただの壁です。 ハリボテ感があり、背景用の大道具みたい。 ギミックとして、城壁の中央部にヒンジが使われており、角度を変えることができます。 城壁の下部にはペグが取り付けられているので、他のセットに接続することもできます。 最後に、ミニフィグを見ていきます。 騎兵が1人に歩兵3人の4人編成です。このセットの騎兵はマントがありません。 騎士の背中が寂しいです。 ミニフィグ4人は、クルセイダー(ライオン騎士)だけで揃えてあります。 敵役のブラックファルコンがいないことから、このセットはおそらく演習の様子を再現していると思われます。 城壁は攻城塔を保管する倉庫にも見立てられそうなのですが。 攻城塔の高さがあるので、格納できません。 攻城塔や投石器などの大きな機材は分解して運搬したり、資材を現地調達して現場で組み立てて使用していたそうなので、組み上がった状態で倉庫に入れていたの

LEGO お城シリーズ 6042 護送車 レビュー

 “ LEGO お城シリーズ 6042 護送車 ” は、馬車と騎兵で構成されている小さなセットです。1990年に発売されました。 LEGO 6081 ゆうれい城 で初登場したカッコいい重装甲の騎士と、人気の高い森の人が入っています。いい組み合わせです。 まずは護送車から見ていきます。 堅固な牢と、武器を積んでいます。牽引する馬は一頭立てのため、速度は遅そうです。 牢の格子戸は開閉できるようになっています。 牢に入っているのは森の人です。発売当時、森の人はクルセイダーと対立している設定でした。 牢屋の住人といえばウルフ盗賊団ですが、こちらの “ LEGO 6042 護送車 ” が発売した1992年当時、お城シリーズにウルフ盗賊団は登場していませんでした。 ウルフ盗賊団がお城シリーズに加わるのは、この1年後になります。 次に、ミニフィグを見ていきます。 御者の兵士が一人、護衛の騎兵が一人、森の人が一人の三人構成です。プリントの施されていない旧ライトグレーのヨロイが渋くてカッコいいです。 今ではおなじみのヨロイと兜は、この時期に登場しました。 兜のバイザーが開閉できて、シンプルにカッコいいです。 騎馬と馬車を並べて、背景に木を置くだけで絵になります。 ちなみに、護送車はブラックファルコンのミニフィグとも相性バッチリです。 とても楽しいセットだと思います。 以上、“ LEGO 6042 護送車 ” のレビューでした。 【関連記事はこちら】 LEGO お城シリーズ 6042 護送車 レビュー LEGO お城シリーズ 6055 護送車 レビュー LEGOお城シリーズ 6055護送車と6042護送車の比較