ここは、町外れの森。 森には小さな家があり、そこには木こりが住んでいました。 木こりは、木材や薪を売り、小さな畑を耕しながら静かに暮らしていました。 ある時、木こりの家の前で、おじいさんが倒れていました。 木こり:「大変だ、人が倒れてる!大丈夫ですか??」 おじいさん:「山賊に荷物を盗まれてしまって。町に帰る途中なのだが、腹ぺこでのう。何か食べさせてもらえんじゃろうか」 木こり:「それは大変でしたね。たいしたものはありませんが、すぐ用意します」 おじいさん:「すまんのう…」 木こりは、畑でとれた野菜と森でとれた果物、果実の汁で味をつけた暖かいお茶を用意しました。 おじいさんはそれを美味しそうに食べました。 おじいさん:「ああ、うまい、うまい。おかげで助かったよ。本当にどうもありがとう」 木こり:「どういたしまして」 おじいさん:「お礼に、この苗をあげよう。これは、心がきれいな人を幸せにしてくれる木の苗じゃ。すぐに育つから、実がなったら町へ売りに行きなさい」 木こり:「わかりました。どうもありがとう」 おじいさん:「お礼を言うのはわしの方じゃよ。親切にありがとう。それでは、元気での」 木こり:「おじいさんもお元気で」 おじいさんはお礼を言い、去って行きました。 木こりは、さっそく苗を植えました。 苗は毎日すくすくと成長し、どんどん大きくなりました。 そしてある日、木の枝に実がなりました。 木こり:「すごい、たくさん実がなった!」 木こりは、木の下に落ちていた実を拾い上げました。 それは透き通った鮮やかな色で、光に反射してキラキラと輝いていました。 木こり:「わあ、きれいな実だなあ。さっそく質屋へ売りに行こう」 木こりは、町の質屋へ向かいました。 質屋には二人の用心棒がいて、ものものしい雰囲気です。木こりは査定待ちの列に並びました。そして、きこりの順番が回ってきました。 店員:「いらっしゃいませ」 木こり:「こんにちは。これを買い取ってもらえますか」 店員:「ほう、これは珍しい。宝石の実ですか。どれどれ…うん、状態もいいですね」 木こり:「これは、宝石の実というんですか?」 店員:「はい、そうです。石材のように丈夫で木材のように加工できるため、調度品や装飾品に使われています。良い心の持ち主には幸せを、悪い心の持ち主には不幸をもたらすという言い伝えもあります。けっこう珍し
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